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September 01, 2009

瀬戸際のオバマケア

Obamakea
オバマ大統領が進めようとしている、国民皆保険を目指す医療保険改革。

保険制度の崩壊を必死に食い止めようとしている日本人から考えると、オバマの提案は諸手を上げて歓迎されそうに思いますが、意外にも大苦戦。

米ワシントン・ポスト紙とABCテレビが実施した最近の世論調査によると、「大統領は国のために正しい決定をしている」と回答したのは49%。
支持と不支持は拮抗しています。

共和党は、「医療保険改革が財政の破綻を招く」「増税は必至」と主張し、民主党の説明集会に共和党派を派遣し、民主党議員を「嘘つき」「社会主義者」と罵倒しています。

米政府が議会に提出した財政見通しに関する中間報告によれば、今後10年間で追加の財政赤字が9兆510億ドル(約850兆円)。

この見通しが医療改革への不安をさらに煽りました。

そもそも政府が民間に介入することを忌み嫌う層が、共和党の極端なプロパガンダに乗せられて一気に反対へ走り出してしまいました。

4700万人の「可哀相な」無保険者を救うために、残りの2億5000万人が少しだけ追加の負担をする。
それによって自分が失業して無保険になった時の安心感が買える。

このいかにも日本人受けしそうなフレーズは、自由と自立が基本のアメリカでは共和党の格好の攻撃対象となってしまうのです。

これを、常に小さな政府という観点からのチェックが入る健全な社会と考えるか、助け合い精神のかけらも無いエゴイズムむき出しの市場原理主義的社会と嫌うべきか。

どちらが正しいのでしょうか。

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