まだまだ商品を買う中国
FTが22日付けで、
「China’s SWF deepens holdings in commodities(さらにコモディティに投資する中国)」
という記事を載せています。
これによれば、中国のソブリンファンド「CIC」が、商品貿易と流通を行うシンガポールのNobleGroup社に850m$(約760億円)の投資をした、とあります。
中国が商品を買い込む理由の第一は、将来の供給不足を見据えた権益確保ですが、最近では大量のドル資産の価値下落を如何にヘッジするかといった防衛的ニュアンスが色濃くなっている印象があります。
金とドルが反対に動く限り、中国に取って金を買うことは、いわばノーリスクハイリターンに近い投資行為であり、躊躇する理由はほとんど感じないでしょう。
そもそも、今回IMFが売却を検討している金は130億ドル相当にしかならず、中国が保有する2兆ドルの外貨準備に比べれば、わずか1%にも満たない量です。
中国はIMFへ、割り引き価格での直接取引をもちかけるだろうとも言われています。
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