もう一度商品にマネーは来るのか
今日の東京市場では海運株が業種別値上がり1位。
このところゴールドを中心に商品市況は底固く、原油やコモディティ需要の回復期待でバルティック指数が上がれば、運賃上昇期待で海運が買われます。
ある意味で海運銘柄は、出遅れのコモディティ銘柄のようでもあります。
左のグラフは、青が代表的なコモディティETFのGSG。
GLD(赤)は金(ゴールド)のETF。
緑はDOW。
長期的(5年)には金の堅調さが目立ちます。
ドル安の受け皿としては、やはり金がNO1だからです。
株とコモディティと、どちらがドル安をエンジョイするのか。
グラフでは株>コモディティとなっています。
・コモディティは1年前の山が高すぎたせいで実態以上に低く放置されている。
・景気低迷の長期化による需要減少が、株式以上に強く反映されている。
・株はEPSが上昇するが、商品は需給だけで決まるから。
・商品は配当が無いから。
どれも上手い説明になっていませんが、景気回復期待を織り込みすぎた株よりも、コモディティの方が安全(ドル安で上がる、景気回復でも上がる、破綻しない)という見方も浮上してくるかもしれません。
豪ドルも強いことですし、やはり商品インフレについてはヘッジしておきたいという心理が、投資家全般に強いのではないかと思われます。
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