元気が良い滋賀県
asahi.com(朝日新聞)の今日付けの記事「滋賀の人口、奈良を追い抜いた 近畿圏4位に浮上」が下記です。
9月1日現在の推計人口で、滋賀県が奈良県の人口を上回り、近畿2府4県で4位に浮上したことがわかった。いずれも05年国勢調査に基づく推計で、滋賀県は140万1853人、奈良県は140万1336人だった。
近畿では大阪府(884万276人)、兵庫県(559万9928人)、京都府(263万1793人)に次ぐ人口規模。6位の和歌山県は100万6311人。
滋賀県は1965年以降、マンション建設が進む大津市や草津市などを中心に人口が増加。昨年8月に初めて140万人を突破した。不況の影響で外国人労働者が多く働く地域を中心に人口が減少し、県全体でも今年1月に人口減に転じたが、その後再び持ち直し、増加している。
そもそも今や人口が増えるだけで、希少な県といえます。
2年半ほど前、「人口移動から見る地域格差」というエントリーの中で、こう書きました。
関西は滋賀県以外マイナスと、地盤沈下が数字に現れています。
都市別では大阪、神戸がプラスですが、京都市はマイナス。
京都はますます観光収入に依存するようになりそうです。
滋賀県は大阪・京都のベッドタウンとしての性格や、リゾートやシニアの移住地としてのポテンシャルもあり、一人当たり県民所得323万5千円は全国で5位レベルにあります。
新幹線の駅問題では揺れていますが、基本的には将来性があり、豊かな県といえそうです。
琵琶湖に代表される豊かな自然環境を、資産のある高齢者が選択しているということなのか。それとも少しでも安いところという低価格志向が、大阪・京都を避けて滋賀県に住む理由になっているのか。
県民所得の高さを考えると、前者のような気がしますが、いかがでしょうか?
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