収縮する「OL」市場
日本人にとっては既成事実化しているブランド離れですが、表参道のベルサーチ撤退やLVMHの銀座進出取り止めなど具体的な動きが出るに連れ、海外メディアの報道も増えています。
WSJは、「Cheap and Trendy Gains as Luxury Fades in Japan」 という9日付け記事の中で、
親に寄生していた「OL」達もボーナスカットと残業代の減少でお金がないのだ、という声を紹介しています。
ブランド志向からファストファッションというトレンドは、消費者の成熟した行動と捉えることも可能ですが、「金がない」という現実がまずあり、それでもお洒落はしたいという欲望をチープな商品を買うことで折り合いを付けているのは間違いないところです。
ところでWSJは、12月15日から日本語HPを開設します。
(http://japan.wsj.com/index.html)
無料版と有料版でどの程度違うのか、はっきりしませんが、いずれにせよ日本の新聞はよほど頑張らないと、日本のニュースはネットで無料で読み、海外発信のニュースには金を払うという層が増えると思います。
日本のメディアだけ見ていると、世界で何が優先的に議論されているのか、間違えてしまうからです。
また、最近の日本の株価は、専ら海外要因で動くと言っても言い過ぎではありません。
国内のニュースはマーケットへのインパクトが極めて弱いのです。
私は時間がない場合、ともかく国際面だけは読むようにしています。
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