闇の病院-医者も貧困ビジネスに手を染める-
11月2日(月)に放送されたNHK「クローズアップ現代」は、「貧困狙う“闇の病院”」
番組HPでは次のように紹介されています。
奈良・山本病院で発覚した診療報酬詐欺事件。福祉制度の盲点を突き貧困層を食い物にする病院の手口が浮かび上がってきた。“闇の病院”で起きた事件の深層と背景に迫る。
路上生活する生活保護者をスカウトし、必要の有無に関わらず、ともかく治療行為を行えば、病院は潤います。
生活保護者の医療費は全額国が払いますので、延滞の心配なし。
現在、国の生活保護費の半分は医療費の支払いに消えています。
その額、1兆4000億円。
さらに、こうした闇の病院は、生活保護者をたらい回しにするネットワークを構築。
まるで闇金が債務者を食い物にするように、「患者」を複数の病院でやり取りします。
医者までも貧困ビジネスに手を染めるのが日本の実状。
ここから見えてくるのは、セイフティネットが無いのではなく、セイフティネットが食い物にされている姿です。
貧すれば鈍す。
成長しない社会は、既存のセイフティネットさえ壊していきます。
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