久々のミニパニック
今朝会社で始業前に「くりっく365」の画面を見ていましたが、久々に大きく動揺する為替相場を見ました。
BID/ASKが大きく離れており、通常2ポイント(0.02円)のドル円が11Pと5倍、4Pの豪ドルが30Pと7.5倍、ランド円は20pが165Pと8倍以上と、とんでもない気配値になっていました。
こういった嵐を乗り切るときに必要なのは、十分に証拠金を積んでおくことと、思いっきり低いところに指値をおいて、じっと待ち構えていることだと、あらためて思いました。
NHKのインタビューに答えたおばさんは、「じっとドルが高くなるまで持ちます。」
しかしながら、ショップでは片道3円取るので、往復で6円も上がってチャラ。
無知とは恐ろしいものです。
そもそも楽観の調整からリスク圧縮の動きがあったところにタイミング悪くドバイショック。
ドバイが砂上の楼閣であることなど、自明でした。
ドバイのGDPは4兆円。
対外債務7兆円で、その内5兆円が問題のドバイワールド。
青森県と同じ規模の経済で、あれほど馬鹿な不動産開発をやれば資金破綻も当然です。
ドバイは金融センタートップのスライマン氏を先日更迭し、過剰負債の整理に乗り出しました。
今回の返済猶予も、いずれ必要なプロセスであったと考えれば、混乱は長続きしないように思います。
ドバイの夢は頓挫しましたが、完全に崩壊するとは思いません。
乾いた中東の砂漠の中で、やはりこうしたオアシスは必要でしょう。
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