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November 15, 2009

なお続く公募増資

日本の株式市場は低調ですが、世界的な金融緩和を背景に公募増資は活発です。

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例えば野村HD。
700円前後だった株価は突然のPO発表で、一気に暴落。
最安値515円までありましたが、発行価格568円に対して現在は633円まで戻しました。

PO申し込み者は報われています。

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マツダは230円前後だった株価が増資の噂で180円まで下落。
増資発表後は反転し、発行価格213円に対して現在は207円。

発行価格割れですが、ともかく安値からは戻っています。

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なお、12日昼に増資を発表した日本郵船は下げ止まりません。

同業の商船三井(9104)と比べても弱さは顕著。
PBR0.7倍。

発表後急降下して戻す野村パターンでもなく、発表前に下げきって戻すマツダパターンでもありません。

今後は、三菱UFJの1兆円増資や日立の4000億円増資が報道されています。

これまでの大型増資は堅調な出資意欲を背景におおむね順調に需要を集めてきましたが、市場は何か変調を感じているのでしょうか。

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