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January 29, 2010

為替相場はダメダメ競争

アメリカの経済指標は依然として冴えません。

昨日夜は新規失業保険申請件数が発表されましたが、予想の45万件に対して47万件とネガティブ。

それでも対ユーロでドルは買われます。

ドルも弱いけれど、ユーロはギリシヤ、ポルトガルの財政懸念が拡大。
さらには、スペイン、アイルランドなど爆弾を抱えています。

アメリカ経済の回復は弱い→リスクは取れない→ユーロ売りドル買い。

先進国の為替相場は、昨年のじゃぶじゃぶ政策の後始末のため、どっちが、よりダメかの争いです。

となれば、豪ドルや加ドルなどファンダメンタルが良い通貨に嫌でも関心が向かいますが、何しろ買いポジションが溜まり過ぎているので、何かあるとすぐに反動で売られます。

「ユーロを売っておけば間違いない」
方向性の見えない為替相場の中で、ここだけが頼りと、これも全員参加の売り相場ですが、こちらもまたボチボチ新規の売り参加者を募るのが難しくなっていて、それがユーロ売りの最大のリスクです。

ここまでリスクオフのポジションで儲けた人たちも、そろそろかなと思っているので、何も材料が無くても相場は転換しやすいムードになっています。

財政状況という意味で言えば、一番駄目なのは円だとして、いずれ本格的な「見直し売り」が入るのは確実だと私は思います。

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Comments

「何しろ買いポジションが溜まり過ぎているので、何かあるとすぐに反動で売られます」とのことですが、今週末、豪ドル・加ドルを打診買いしました。さらに、円高になれば、次の球を用意していますから、こういう出遅れ組みも他にもいるとすると意外に底堅いかもしれません(笑)。

この2通貨を比較すると、純債務対GDP比や推移、中国との関係性、利上げのピッチからみると、豪>加のようにも思うのですが、個人的には特に水資源を考慮して、加は長期的には最強の一角になるんじゃないかと妄想しています(笑)。

AKAZUKINさんはこの両者の優劣についてどのように評価されていますか?

Posted by: Blue | January 30, 2010 at 03:05 PM

このレベルからなら、怪我をしても限定的だろうと思い、私もクロス円を買い始めています。

市場の反応を見ていると、既に利上げした豪ドルを加ドルより評価しているというムードは感じません。

おっしゃるように、政府債務では豪>加ですが、貿易収支では加>豪だと認識しています。

成長性という意味では、地理的ポジションでアジアに近い豪が大局的に見てやや有利という気もしますが、最近は干ばつが多いという気候的な不安要素もあります。
中国への依存度が年々高くなっていることは、同時にリスクでもあります。

両者は本当に実力伯仲、甲乙付け難く、後は好みの問題ということでご勘弁ください。

ちなみに私の資金配分は、豪:加が6:4くらいになっていますが、これはスワップにつられているのと、日本の市場では豪ドルの方が人気があって取引量が多いためについ引かれる、という程度のことで、特に深い考えがあっての比率ではありません。


Posted by: akazukin | January 30, 2010 at 08:11 PM

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