やはりスタートは重要
東証の新システム「arrowhead(矢じり)」は無事スタート。
日経平均は+108円ですが、昨年末からの円安を反映しただけ。
東証が初日からフル稼働しても売買高は7000億円で、量的にも軟調な出足でした。
世界を見渡し、クリスマス以後を実質的に新年入りとするなら、2010年のスタートはロケット的な円安でスタートしています。
東京時間では実需のドル売りにより、相変わらず一定の円高圧力がありますが、それをこなして欧米時間では円売り。
こうしたリズムが続きそうに感じられます。
たかが1日、されど初日。
最初の1日の方向性は、投資家心理の方向性を示すという意味で、やはり重要です。
言い古された話ではありますが、1990年1月4日の大発会。
バブルの絶頂期にあった日本では、日経平均5万円などという景気の良い予想数字が飛び交う中、当然ご祝儀相場だろうという大方の期待に反して203円下げて38712円。
懐疑のうちに1月末は37188円、そして年末は悲観が支配して23848円。
今やその半分にも満たない有様です。
今週金曜日の米雇用統計が、よほど酷くない限り、当面はリスク選好の勢いが持続するのではないかと思われますが、年後半はかなり危なさを感じています。
リスク要因はモチロン、中国にあります。
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