今度は円安大臣の登場
FTは、「Japan's new finance minister in U-turn」と紹介しています。
やはり財務大臣の発言は影響が大きく、これまでの良好な地合いも合いまって、為替は円安基調を維持しています。
ドル円95円という発言は、今の相場のテクニカル的な目標値ともほぼ一致しており、「まぐれ」かもしれませんが、適切な発言と評価できます。
昨年11月までの商品相場を、ドル安を背景にした「不安牽引型」とするなら、現在は景気回復期待による「需要牽引型」。
従って、ドル高でも金が上がるマインドになっています。
新年になってからの指標では、トルコの12月CPIが前年比5.5%から6.5%に上昇。
カナダの11月鉱工業製品価格指数は前月比1.0%上昇で、市場予想平均の0.5%上昇を上回るなど、いずれも需要増を示唆する内容が続いています。
来週発表される中国の12月CPIも、11月の前年同月比プラス0.6%を上回る見通しと報道されています。
グローバリゼーションにより、世界は同じ方向に動きます。
こうしたインフレ関連銘柄や資源通貨は、短期的には期待先行で過熱気味です。
明日の雇用統計発表後は、良ければ一旦材料出尽くし、悪ければ利益確定の嵐となる可能性もあると思います。
昨年末から年初にかけて予想もしなかった楽な展開となったので、少しポジションを軽くします。
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