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February 07, 2010

菅大臣「センシティブな議論で公表できない」

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今回のG7は、カナダのイカルウィットという、とんでもなく小さな町で開催されました。

写真は会議後に犬ぞりを楽しむ日本国財務大臣です。

注目されていたギリシャの財政問題は、IMFではなく、欧州が責任を引き取るという形で合意がされたと報道されています。

つまり、国際機関の援助によって解決されたら困る、というのがドイツとフランスの意思だということ。

そんなに簡単に救済したら、ギリシャはもちろん、他の国も緊張感が薄れて、自分で財政再建の努力をしなくなります。

しかも、現在の為替相場では、欧州の輸出国にとって、待ちに待ったユーロ安が実現。

ギリシャとポルトガルを合わせても、そのGDP規模はドイツとフランスの合計の10分の1程度。
EU全体の3%くらいですから、困ったような振りをして、内心ユーロ安を喜んでいるはず。

ドイツの貿易黒字の増加分で、ギリシャの負債を一部立て替えるくらい朝飯前でしょうから、支援策なんか今出てユーロが上がったら困りますよっていうのが本音でしょう。

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