「日経」versus「WSJ」
世界的にニュースの有料化を目指す動きが高まる中、日経新聞は今月23日から現在の「NIKKEI NET」を日経電子版と改定し、月4000円とします。
新聞を購読していればプラス1000円。
バロンズを真似して日経金融を週間化した「日経ヴェリタス」のオンラインも、新聞購読者限定のサイト。
日経は紙面とネットの融合を目指すと言っているようですが、その実態は、紙を読んでいる人へのオプションサービスという位置づけのようです。
ネットで安く提供すれば紙媒体が崩壊する。
日経社内でこうした意見が有力なのは容易に想像できます。
現在の「NIKKEINET」は同じく無料のニュースサイトと競争していれば良かったのですが、有料化すれば世界の有料サイトとの競争になります。
ちなみにWSJ日本版の有料会員は、1年契約で月1380円。
この節約ムードの中で、わざわざニュースにお金を払おうと考える人は、国際的な視野を重視する人でしょうから、数年後には「勝負あった」になっている可能性も高いように思われます。
個人的には、WSJよりもFTの日本版が欲しいと感じています。
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Comments
Yes, probably so it is
Posted by: ironge-online | July 12, 2010 10:34 AM