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April 25, 2010

「Sell in May and go away」が近づく

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この半年間、投資マネーは新興国よりもアメリカを選びました。
特に中国株は最も嫌われた格好で、DOWが+10%、香港市場は-10%と単純明快な動きです。

私はリーマンショック後、DOWの戻りは数年後に10000ドルと見込んでいたので、今の水準には違和感があります。

儲けにくくなっている中国株ですが、消費関連銘柄を選んでいれば損はしていない状況といえます。

WATCHING銘柄の中で、最近目を引いたのは、王朝酒業(ダイナスティワイン)。
特に目覚しい決算ではありませんでしたが、1ヶ月で3割ほど上げました。

中国の「P&G(?)」恒安国際も行ったり来たり。

不動産は金融引き締め観測でダメダメ。
最大手、万科企業はチャートが崩壊。

ゴールド人気にあやかりたいはずの紫金砿業も底練り。

最強ネット企業テンセントは当局との不仲も噂されて中だるみ。

ホンダと提携する駿威汽車(デンウェイモ-ター)は、やや小動意の気配。

人民元の動向、グーグルなど米国系企業への姿勢など、不安定な要素が解決されないと、機関は手を出しにくい状況かもしれません。

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Comments

仰る様に格言の時期が近づいてきました。私も少し身を軽くするか思案中です(笑)。

ただこれを困難にしているのが、各国の経済環境の幅広さです。特に注視している中国をはじめとする新興国や資源国は次のステージに向けた地ならしの気配ももあり、また一方で、純粋な先進国依存型市況投資は手薄で、最適な持ち高調整解を解けずにいます。

おまけに投資の一方の柱である特定分野ヘルスケアは経済よりも各国バラバラの医療政策・成長性が主たる着目点という視点の幅広さまであって、結果として、格言との付き合い方に難儀です。

G7ではカナダが先頭の気配あり、成長国家の中国でも、内需・外需に温度差、さらに不動産と消費関連でも温度差を感じ、まさに温冷混じったぐちゃぐちゃの世界経済に目がくらくらです(笑)。

Posted by: Blue | April 25, 2010 01:52 PM

長期投資であれば、さほど調整を気にしなくても良いかと思いますが、結局は自分のリスク許容量を自分でわかっているか次第だろうと思います。
各国経済の環境がマチマチなのは、デフレとインフレの混在、債権国と債務国の偏在が絡みあっているせいかもしれません。
それでも、日本の政治の迷走よりは理解しやすいように思います。w


Posted by: akazukin | April 26, 2010 08:24 AM

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