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April 27, 2010

ハゲタカに食われた日本コマーシャル

ユナイテッドアーバン投資法人(UUR)と日本コマーシャル(NCI)が6:1で合併することになりました。

発表直前の株価は、599千円:147千円で、4:1。

日コマは鞘寄せによる急落で105千円に急落。
再生に期待した日コマ投資家は、一瞬にして30%もの損失を蒙りました。

公表資料によれば、UURがJPモルガン証券、NCIはモルガンスタンレー証券に財務分析を依頼したとあります。

リートの合併においては直近の株価より資産価値を重視すべきですが、両者の評価において、最も差が大きいのがNAV(Net Asset Value、時価純資産)。

JPモルガン(UUR側)がUUR1に対してNCI「0.076~0.267」、モルガンスタンレーが同じく「0.52」。

特にJPモルガンの「0.076」というのは、一体全体どう数字を作ったらNCIがUURの10分の1以下になるんだ、と聞いてみたいところです。

そもそも「0.076~0.267」と、自分の計算レンジで「3.5倍」も開きがあること自体「異様」です。
あなたのマンションは時価2000万円~7000万円の間です、という評価に信頼がおけますか。

ちなみに資産運用報告に開示されている鑑定評価に基づいて私が計算すると「0.52」。
モルスタと一致しました。

モルスタはNCI側だから当たり前ともいえますが、このラインがまずは基本線であり、そこからさらに将来キャッシュフローの見方等でネガティブに補正する余地はあるにしても、「0.076」はひど過ぎるでしょう。

NCIの株主は投資主総会で合併比率に関しての詳細な説明を求めるべきです。

いくら資本市場では自分の株主に忠実であるべきとは言え、やり過ぎれば、「こいつとは絶対に組みたくない」という印象を残します。

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