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May 06, 2010

ギリシャ国民は想定以上のアホだった

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ユーロ急落の原因が、ギリシャ国民の暴徒化であることは疑いありません。

救済策という恩をを仇で返すような暴動。

「こいつらは借金を返すつもりが無い」
そのシナリオが一気に説得力を持って世界を一周しました。

これまでの財政赤字で最も恩恵を受けたはずの公務員が率先してゼネスト。
3人の命が火炎瓶の犠牲になっても、「それも政府の責任」と嘯く民衆。

世界の常識から逸脱した態度は投資家を唖然とさせ、投売りを誘発しました。

二千年以上前に「ギリシャ哲学」という知恵の文化を花開かせた国も今は堕ちたもの。
面倒見の良い政府が国民を堕落させる良い見本として歴史に残るでしょう。

市場はギリシャのデフォルトを織り込みつつあります。

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Comments

さすがにこれにはびっくりしました。

一度栄華を極めるとその先の需要薄のつけを政府に押し付けて時間かせぎすることが先進国の性としても、少なくともその後ろめたさくらいはどの先進国にもあるだろうと思っていましたが、ギリシャのレベルの低さに腰抜けました。

私は職業柄世界中の官僚とコミュニケーションする機会がありますが、欧州は中国と双璧だと感じていたのですが、そういえば欧州とはドイツであったことの意味を最近わかり始めたような気がしてきています。

Posted by: Blue | May 07, 2010 12:39 AM

日本もそうですが、先進国において、フリーランチを当たり前のように思う人間が急増していることが株価の急落、円高をもたらしました。
これを教訓に、タダ乗りを許さず、かつ努力とリターンがバランス良い社会を作らないと、市場崩壊の前に社会が崩壊してしまうと思います。


Posted by: akazukin | May 07, 2010 06:57 AM

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