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May 19, 2010

ユーロ急騰(対豪ドル)

同じ資源通貨でも、加ドル>豪ドルが目立つので、これは米中代理戦争の勝者がアメリカだということを市場は示唆している。

今朝の段階では、そんな事を考えていたら、事態はさらに進展。

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左はユーロ/豪ドルですが、今日になってユーロが急騰。
今まで稼ぎ頭ともいえる、「ユーロ売り豪ドル買い」ポジションも解消の動きです。

欧州不安は、単なるユーロ安傾向から、全リスク資産圧縮へと心理を悪化させ、まずはキャッシュリッチのためにハイリスク商品から売る、といった方向に進みつつあります。

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リスク志向を代表する豪ドルは突然の一人負け。
左の「豪ドル円チャート」は、何とあのDOWザラ場1000ドル安の時よりもしっかりと売られています。

無論、これは短期の投機的ポジションがほとんど解消された事に他ならず、人によれば買い場です。

香港市場はH株指数銘柄全滅の中で、中国のP&G(?)「恒安国際」が僅かながらプラス引けしたのが目立ちました。

とにかくヤバイポジションは解消しておけ、ということになると、BRICS株やオセアニア通貨が標的。

今晩のNYでも、DOWの優良銘柄の下げは限定的で、BRICS関連のETFやADRがバカスカ売られるんではないでしょうか。

良いモノまで連れ安しやすい局面ではあるので、本当に買いたかったモノが安ければ、買っておきたい局面です。

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