ユーロ反発の可能性はあるか
危機感を強めるEUは、財政規律を順守できなかった国に対し、一層厳格な制裁を科すことで概ね合意しました。
金融政策だけを統合し、財政政策は事実上各国バラバラで放置されていたユーロ最大の欠陥に、ようやく本気で取り組もうとする動きが見られるのは一定の評価がされるでしょう。
「鉄の女第二号」を目指す頑固おばさんの暴走はすぐに止まりそうにありませんが、逆に言えば、ドイツ以外が節足に過剰規制に乗り出す可能性は低いことが確認出来ました。
シカゴ筋のポジションを見ると、
豪ドル、カナダドルロングが相当程度整理されているのに比べ、ユーロとポンドのショートポジションは依然大きくなっています。
足元のユーロ買いは、短期的なサインに過ぎないのか、それとも来週から、ユーロドルが大きくポジション調整に入る兆候と見ることが出来るのか。
この週末の心理形成を踏まえた来週のスタートの方向性は、特に重要であるように思われます。
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