ドルの人気は本物か
市場に催促されるかのように欧州で緊急支援策がまとまり、ひとまず市場は反発。
7日の朝に82円台で約定したカナダドルが91円台と、ほぼ10円アップしたので、今朝までに豪ドルを含めて全部売りました。
ギリシャの公務員は、早々に仕事を切り上げてワインを飲みながら、
「俺たちが浪費するおかげでドイツ野郎は勤勉でいられるって訳さ」
とキリギリスの理屈を語るでしょう。
賄賂、ヤミ経済、脱税が減ると思っている人は誰もいません。
最近のヨーロッパの不調により、米国系アナリストの声には自信が蘇り、ドルに対して強気です。
今回も、ドル需要を満たすために各国中央銀行が協力。
危機に対応できるのはドルしかないことが再認識されています。
何といってもドルは使い勝手が良く、人気が高いのです。
しかも金利は低い。
だから皆ドルを借りては、より稼げそうな新興国へと投資しますが、何か起こるとすぐに動揺。
市場が催促したのは、救済策ではなく、規律です。
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