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May 09, 2010

ユーロ安はバーゲンセールか

止まりそうがないユーロ安を利用する一つの方法として、この機会に欧州の多国籍企業を買うという方法が考えられます。

今なら単純に安く買えるという理由の他に、もしユーロ安が長引けば、コストがユーロで収入が外貨の企業に有利に働くという理屈もあります。

Lvmh
左はLVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン)の
6ヶ月チャート。
1ヶ月前に比べると、為替を含め、2割ほど安く買えます。

Cffile

次はカルフール。
これも大体2割安です。
チベット騒動の時には中国人の不買運動の標的になりましたが、
それだけ現地に浸透して認知されていることでもあります。

Teffile
不景気にも強く、配当利回りが高いのは通信業です。
ラテンアメリカで事業を拡大するスペインのテレフォニカ。
配当利回り表示は6.5%。
何かと懸念が強いスペイン市場だけに下げ幅も大きくなっています。

通貨をジャブジャブ発行する国家より、優良企業のBSは健全です。
大きな流れで見れば、「信用」の多極化が進んでいるということになります。

なお、テレフォニカは東証外国部にも上場していますが、こちらは流動性があまりに低く、実質使えません。

東証は自分の上場より先に、参加者を増やすために死に物狂いで努力する必要があります。

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Comments

欧州のマーケットに上場している欧州個別企業株の購入を検討してみたいのですが、オンライン証券などで手軽に購入できないようでとても残念に思います。

変な投資信託とか並べる暇があったら世界中の企業の株を手軽に投資するためのインフラを証券会社や取引所が整備して欲しいのですが、彼らは今いちニーズがわかっていないのか?いらいらするばかりです。

Posted by: Blue | May 09, 2010 10:58 PM

同じような商品で価格競争して疲弊するというのは日本の特色かもしれません。
CFDで良ければ、ひまわり証券は品揃えが豊富なようです。
http://sec.himawari-group.co.jp/cfd/outline/order/stockscfd/

Posted by: akazukin | May 10, 2010 06:56 AM

akazukinさん、こんばんは。
何時も楽しく拝見しています。
ユーロはギリシャパニックでも112円くらいでした。ポルトガルやスペインが飛びそうになったときに、100円割れることを楽しみにしています。

Posted by: iceberg | May 10, 2010 07:59 PM

パリのラーメンは9~10ユーロくらいですから、100円は十分有り得ます。
と以前にも書きましたが、私がそう言っている間は、なかなか実現しないようです。

Posted by: akazukin | May 10, 2010 09:03 PM

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