「菅首相に期待」63%(毎日新聞)
新しい首相は、まだ何も失敗していないので、支持率が高いのは当然です。
ただまあ、「妄想癖のメルヘン坊や」と「理想の議会制民主主義を追求する独裁者」が二人とも消えたことで、内閣と党の体制は、かなり常識的なレベルになったと思う人が多いのも事実です。
小沢嫌いの有権者は、選挙で民主党を惨敗させることで小沢を排除しようと思っていたのですが、むしろ菅民主党を勝たせることが小沢パージに繋がるのではないかと思い始めました。
この差は大きいでしょうね。
第三極は、「みんなの党」以外、存在意義を失ったように見えます。
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Comments
私が現首相にお会いした日を思い出しました。
その頃彼がどんな状況だったのか詳らかには知りませんが、一兵卒として頑張る、みたいなことを力強く仰っていました。
その言葉から伺えるある種の躓きと、彼の生き生きとした表情が、妙に対照的だったことを鮮明に覚えています。
私は、民主党の政策にほぼ反対の立場をとりますが、野党はあまり彼を軽くみないほうがいいように思います。
弁が立つのは有名ですが、それだけでなく、なんというか、芯が強くて"陽"の人だと感じるからです。政策は対極にあるかもしれませんが、どこか、小泉さんと通じる部分があるように思います。
Posted by: Blue | June 07, 2010 10:26 PM
市民運動から出発したこともあり、社会主義者などと揶揄されることもある菅氏ですが、私は彼を、多くの挫折を経験した相当の現実主義者だと踏んでいます。
政治家において最も重要な資質は、リアリズムの観点を持っていることです。
少なくとも前任者のように、夢を語る自分に酔い、出来もしない目標を掲げて自爆することはないでしょうね。
Posted by: akazukin | June 07, 2010 11:24 PM