アドバンス・レジデンス投資法人が公募増資
負の暖簾を利用した体質強化に努めるアドバンス・レジデンス投資法人(ADR)は、金曜日に公募増資を発表。
現在の投資口価格(株価)を基にすれば、約280億円を調達予定です。
既に簿価ベースで66億円相当の資産売却も行っており、着実にLTVの改善を進めています。
今回は105億円の資産取得も同時に発表。
一連の施策により、ADRのLTVは61%から54%程度に改善しそうです。(注:筆者試算)
今回取得予定資産の物件パフォーマンス(利回り=鑑定利益/取得予定価格)は、
方南町 6.1%、駒沢 5.9%、板橋 6.1%、田無 7.3%、木場 6.3%、浦安 6.3%。
現在の市場コンセンサスは、東京都心物件6%、地方7%程度と思われるので、概ねマーケットのレンジには入っていると言えそうです。
負の暖簾効果により配当の希薄化も無いので、これは日本の不動産マーケット全体の活性化のためにも、成功して欲しいPOと評価できると思われます。
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