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June 12, 2010

ようやく5月相場が終わったのか

格言どおり、5月の荒波は相当に大きかった訳ですが、6月に入って2週が過ぎて、ようやく安定化の兆しが感じられるようになりました。

上海総合指数は、2500近辺で打たれ強くなりました。

豪ドルは74円で二番底を乗り切ったように期待されます。


Cmeaudシカゴ筋のAUD/USDポジションは最近では稀に見る少なさで、これで判断する限り、豪ドルの売り圧力は極小化していると思われます。

問題のユーロは、小康状態から、やや反発気味。

ここ1週間ほどのユーロの買われ方は、ワールドカップを落ち着いてみるためのポジション調整が主体という、なかなか説得力のある説明があるので、油断は禁物です。

とはいえ、スペイン国債は利回り上昇で買い意欲が強く、10日の3年債入札は2.1倍と堅調。
市場の安心感を誘いました。

金曜日の日本市場では、パナソニックの7%UPが目を引きました。

中国国内では人件費の上昇圧力が高まっています。
これは輸出競争力の減退と購買力上昇による輸入増によって貿易黒字減らし効果がありますから、人民元切り上げの代替策として政府も歓迎です。

日本の経験から言っても、賃金の段階的な上昇で国が発展していく過程は、新興国が中産階級化していく当然の道筋といえます。

フォックスコンは10月から賃金倍増となりますが、それでも月給28000円。
15時間労働が日常化、10分以上トイレに行っていると殴られる、という報道が事実だとすれば、家電製品の価格が少し上がるくらい、我々は甘受する必要があります。

サッカー日本代表は、明らかに準備と気合が不足していますから、潔く全敗してください。

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