世界は利上げラッシュ
今月になって中央銀行の利上げが相次ぎました。
まず1日、カナダが0.25→0.50%。
G7では初めて。
9日にはブラジル。
一気に0.75%引き上げて10.25%。
日本人から見ると目が眩むような数字ですが、かつては食事している間にメニューの値段が上がるとまで言われたハイパーインフレのトラウマにより、少々の問題は無視してもインフレ退治を優先する判断が働くのでしょう。
10日にはニュージーランドが2.5→2.75%。
お隣りの豪州は、最低金利3.0%から既に6回の利上げで4.5%。
10日に発表された5月の雇用統計では、就業者数が前月比2万6900人増と、予想の1万7500人増を上回る伸び。
中身も、フルタイム雇用者が3万6400人増加、パートタイム雇用者は9400人減少と、パートからフルタイム雇用へと移行が進む良好な内容となっていますので、追加利上げを予想する声も増えて来ました。
肝心のアメリカでもFRB内部から利上げを求める声が出始め、バーナンキも、「利上げは雇用の完全な回復を待つことは出来ない」と発言しています。
経済規模が小さな国ほど外需の影響が強いので回復が早く、日本は内需の弱さが外需回復を打ち消してしまいます。
軽快に走るクルーザーと、老朽化した大型船。
天候が良ければ誰もがクルーザーに乗りたがり、海が荒れてくると慌てて大型船に避難します。
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