恐竜絶滅 ほ乳類の戦い(2)
一方、有胎盤類は、妊娠期間が長いため、脳が大きく育ちます。
フィジカルが同等なら、知恵のあるものが生き残るのが当然で、有袋類VS有胎盤類は、有胎盤類の勝利となりました。
大きな脳を手にした有胎盤類ですが、広い草原は肉食獣に支配されていたため、我々の祖先であるチンパンジー類は、木の上で暮らしていました。
しかしながら、地球の乾燥化などによる食料不足により、止む無く地上へと生活の場を移します。
体力で猛獣に劣るチンパンジーは、懸命に知恵を使い、火を操り、様々な道具を用いて生き抜きました。
つまりは、知恵のある「猿」だけが生き残り、それらが脳の大きな子供を作り、次第に他の哺乳類を圧倒しました。
今、さらに高度に進化した我々人類が地球を支配しているのは、隕石による恐竜の絶滅をはじめ、ワニや鳥類のように極端に特殊化せず、環境に合わせて進化する余地をたまたま残していた偶然の産物と、番組は結論付けています。
さて、では今後はどう予想されるのか。
今の人類は、地球の支配者として傲慢に振る舞い、野生の動物を家畜化することで新たなウィルスを発生させては、それを人類の敵と呼び、体力に劣る精子からでさえ新たな命を作り出そうとしています。
地球の原則ルールは、あくまで適者生存ですが、今や人類は自分が変化せずに、外的環境を今の自分たちに従わせようとしています。
インフルエンザウィルスの亜種の発生や僅かな気温の変化など、地球規模で言えば塵のような現象にも大騒ぎです。
地球の歴史を振り返れば、いずれもっとダイナミックな変化が起こることは確実で、進化を忘れた人類は、自然の巨大な「変化」に対応できず、絶滅するのだろうと思われます。
あるいはその前に、互いに殺しあって終わるかもしれません。
この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。
Comments