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July 28, 2010

恐竜絶滅 ほ乳類の戦い(2)

恐竜が消え、鳥類とワニにも地上戦で打ち勝った哺乳類。
今度は哺乳類同士が競い合う新世界となりました。

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覇権を握ったのは、戦闘能力に長けた肉食獣。
今で言うならライオンやトラでしたが、そこには見た目は同じで中身が違う二種類の肉食獣が存在しました。

有袋類と有胎盤類です。

有袋類は現在のカンガルーに見られるように、妊娠期間が1ヶ月ほどと短く、まるで胎児のような状態で産み、袋の中で授乳して育てます。

一方、有胎盤類は、妊娠期間が長いため、脳が大きく育ちます。

フィジカルが同等なら、知恵のあるものが生き残るのが当然で、有袋類VS有胎盤類は、有胎盤類の勝利となりました。

大きな脳を手にした有胎盤類ですが、広い草原は肉食獣に支配されていたため、我々の祖先であるチンパンジー類は、木の上で暮らしていました。

しかしながら、地球の乾燥化などによる食料不足により、止む無く地上へと生活の場を移します。

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体力で猛獣に劣るチンパンジーは、懸命に知恵を使い、火を操り、様々な道具を用いて生き抜きました。
つまりは、知恵のある「猿」だけが生き残り、それらが脳の大きな子供を作り、次第に他の哺乳類を圧倒しました。

今、さらに高度に進化した我々人類が地球を支配しているのは、隕石による恐竜の絶滅をはじめ、ワニや鳥類のように極端に特殊化せず、環境に合わせて進化する余地をたまたま残していた偶然の産物と、番組は結論付けています。

さて、では今後はどう予想されるのか。

今の人類は、地球の支配者として傲慢に振る舞い、野生の動物を家畜化することで新たなウィルスを発生させては、それを人類の敵と呼び、体力に劣る精子からでさえ新たな命を作り出そうとしています。

地球の原則ルールは、あくまで適者生存ですが、今や人類は自分が変化せずに、外的環境を今の自分たちに従わせようとしています。

インフルエンザウィルスの亜種の発生や僅かな気温の変化など、地球規模で言えば塵のような現象にも大騒ぎです。

地球の歴史を振り返れば、いずれもっとダイナミックな変化が起こることは確実で、進化を忘れた人類は、自然の巨大な「変化」に対応できず、絶滅するのだろうと思われます。

あるいはその前に、互いに殺しあって終わるかもしれません。

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