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July 25, 2010

ユーロドル相場を振り返る

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ユーロドルの攻防を振り返ってみると、元々多くのヘッジファンドが目標にしていると言われていた「1.2」が、結果的には底でした。

1.2に至るまでの売りポジションの蓄積が凄まじかったため、「目標」到達以降は断続的にショートカヴァーに脅える状態になりました。

そうした中、中国がスペイン国債を大量購入し、温家宝首相がドイツに出向いてユーロ支持を表明。
ギリシャとも弱みに付け込むかのように数十億ユーロの貿易取引を約束するなど、次々にユーロ支援姿勢を取り、さらに売り方を苦しめました。

中国にとってみれば、欧州に恩を売りつつ自分が持つユーロ債の値崩れを防いだという一石二鳥の意味合いがあります。

さらに中国はユーロに傾いたポジション是正のため、日本国債の購入を増やしました。

中国の行動次第では、ユーロの位置は完全に変わっていたと思われます。

こうした一連の動きを、単にユーロ危機の一応の収束における中国の役割というだけでなく、もう少し俯瞰してみると、中国・日本を中心にアジアに貯まった外貨準備高が、今後どのように債務国に振り分けられるかで、為替や株式を動かすメインストリームが決まるということになります。

アメリカから見れば、これは大きな歪みであり、解決策として「元の切り上げ」を主張しているわけですが、世界の新帝国を目指す中国は、国際的なインバランスの修正という大層な目的よりも、まずは自国民が飢えないことを優先するという立場です。

中国から見れば、これはプラザ合意を始め、常に自分の有利に世界を動かしてきたアメリカの真似をしているだけだと言いたいのかも知れません。

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