ストレステストは拍子抜け
事前に語られていた、「資本不足10行、4兆円程度」に対し、結果は「7行、4000億円」。
一桁違うだろう、という結果でしたが、NY市場では、株も為替も堅調でした。
テストの内容が甘いということになるのでしょうが、もはやそれ自体が相場のメインテーマではない、ということかとも思います。
市場が、欧州を震源地とする過度の将来悲観から抜け出しつつあるという前提で考えれば、今後は、業績と株価の妥当性という当たり前のテーマに戻り、割安銘柄を探すという通常の態度に戻っていくのかもしれません。
日本株は、日本に否定的な私から見ても割安だとは思いますが、日本人自身が価値を低めているという問題があります。
要するに株を買わずに国債を買っているからです。
それは、「国家財政を破綻させない」という目標を優先するため、自ら成長を犠牲にしている自虐的な国民的選択とも言えそうです。
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