ミステリで知る世界120カ国
「ミステリで知る世界120カ国―開発途上国ミステリ案内」
は、前エントリーで引用した渡辺博史元財務官(国際協力銀行経営責任者)が大蔵省勤務の傍ら、1993年に出版した本です。
世界の地域ごとに、そこを舞台にしたミステリー作品の紹介と、筆者の「地域経済解説」が進んでいきます。
ネットが本格的に普及する前に、よくこれだけの整理が出来たものと感心しますが、熱心に杉並の図書館に通い、そこにあった検索システムを利用したようです。
筆者の各国に対する経済見通しが合っていたかどうか、という観点でも楽しめます。
外貨準備高世界一は台湾、北京の街は自転車で溢れている、といった記述などを読むと、わずか17年前なのに、世界の変化の速さを実感します。
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