チリ落盤事故に見るガバナンス
チリ落盤事故では、作業員33名全員の方の生存が確認されました。
救出は3~4ヶ月後と見込まれていますが、徐々に連絡が取れるまでの17日間の様子が伝えられています。
規律が保たれたのは、ウルスアさんの指導力あってこそだった。
避難所に備蓄されていた食料を33人で等分にし、1日おきに、缶詰のツナを2さじ、クラッカーを1枚の半分、牛乳を半カップ、缶詰の桃1切れを食べるよう分配した。本来は、3日間で食べ終わってしまう量だった。
作業員のいる地下の避難所は広さ約40平方メートルで、天井の高さが4メートル。このほか、人が移動出来る坑道が約2キロあるが、その場所を「寝る場所」「食べる場所」「その他必要な場所」と三つに分けた。また、新たな落盤に備えて、交代で寝ずの番もしていた。
(出典:朝日新聞)
リーダーの賢明な判断と規律が維持されるチームワーク。
全く世界から隔絶された17日間に比べれば、今後の4ヶ月間は「差し入れ」もあり、必ず地上に戻ってくることが出来る強い精神力を持った人たちだと確信します。
ところで、チリといえば政治的な安定性の評価が高く、南米で投資するならチリとも良く言われます。
ちなみに同じ期間でのブラジルボベスパ指数は+15%程度。
一度行ってみたい国です。
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