人災としての円高
例えば激論をしていて、いくら何でもこれだけ攻撃すれば反論してくるだろうと思っていたのに相手は言われる一方。
「キレル」ことさえ無さそうな相手には、一体どこで反論してくるのか、試しに机を叩いてみろ。
それでも向かってこないのなら中指立ててみろ、というのが世界の常識。
日本の政府要人の会見は、世界共通語に訳すと、「私はサンドバッグです」を繰り返しただけです。
日本で頻繁に語られる介入是非論はナンセンスです。
韓国やスイスは頻繁に介入していますが、「かくかくしかじかの理由により○○億円であれば効果があると判断されるので介入しました」なんてことをしているわけではありません。
俺は怒っている、もっと怒るかもしれないぞ、というメッセージを出すためにやっています。
相場は「どこかに正解がある」と考えがちな学者や受験生の世界ではないので、魑魅魍魎に立ち向かう覚悟がないのなら、いっその事最初から黙秘した方がずっとましです。
ヘッジファンドの敵はヘッジファンド。
何かをきっかけに周囲が逆を向き、自分が逃げ遅れることが、彼らの恐れるところです。
日本の政権交代は、「酔っ払いのすけべ中年男」を「妄想癖の童貞受験生」に挿げ替えた効果をもたらしています。
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Comments
全くそのとうりですね。せめて沈黙をまもれば相手が逆読みする事もあるでしょうに。余計な事ばかりベラベラと…。
ドル円は少しやられましたが、ベッジでユーロやポンドをショートしていたので致命傷は避けられています。
しかしこれ以上円を持ちたい人が世界にどれほどいるのでしょうか?
Posted by: そら | August 25, 2010 04:21 PM
そらさん。
おっしゃるように円を持ちたい人はいないと思いますが、ドルを売りたい人は山のようにいる、ということかと思います。
また、中国がそうであるように、外貨のポートフォリオをリバランスし、円を多めにしておきたいというニーズもあると思います。
Posted by: akazukin | August 25, 2010 06:08 PM