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August 30, 2010

まだ金融危機は終わっていない

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「リーマン・ショック・コンフィデンシャル 追いつめられた金融エリートたち」

原題は、「Too Big Too Fail」。
NYタイムスの記者アンドリュー・ソーキンが2008年の金融危機を書いた内幕物。

金融的な解説は省き、「誰がどう動き、何を言ったか」に徹した、人間ドラマ「Financial Meltdown」の決定版です。

この夏休み、日本のトップマネジメント層の多くが読んだと言われています。

日頃馴染みの無い弁護士などの関係者が多く登場するため、ある程度予備知識がないと読みにくいところがありますが、あの当時のニュースの裏側、政治的決断の背景、未曾有の混乱と絡み合う人間模様が赤裸々に展開されます。

モルスタへの三菱の出資など、我々が当時感じていた以上に強力なアンカーとして機能したこと等もわかります。

強欲なウォール街によって過剰に膨張した信用リスクは、その多くの部分を政府が引き受けることで一応の収束を見ました。

しかしながら現在でもなお、80年代と比べれば金融資産は過剰に肥大化しているものと思われ、それを十分に引き受けることが出来る「信用たっぷり」の資産は不足し、ペーパーマネーは右往左往しながら、ミニバブルとその崩壊を繰り返しているのが現状です。

次なる金融メルトダウンが起こる前に、この本は読んでおく必要があります。

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