なぜ民主党は危険だと思われたのか
参議院選挙の結果から判断すると、国民は、民主党に政策決定権を与えるのは「危険だ」と判断したわけです。
自民党、民主党の特徴って、こんな感じですか。
自民党 民主党
自由な社会 ◎ △
豊かな社会 ◎ ○
公平な社会 ○ ◎
理想の社会 △ ◎
戦略的行動 ○ △
自民党は、自由で豊かな社会を追求しますので、議員自身も、自分が金持ちでありたいという思いが強い党です。
型に嵌った理想よりは、社会に多様な選択肢が存在することを重視します。
様々な利権を調整するため、組織内の根回し、権謀術数、官僚との丁々発止など、交渉力を磨く機会が多く、気の利いた言い回しも学びます。
民主党は、党首が二名続けて理系出身者であるなど、真理追求型です。
「社会はこうあるべきだ」との想いは強く、ネットワークの拡大より研究を好む勉強家タイプも多いようです。
一方、自分が贅沢をしたいという欲望は、さほどギラギラしていません。
票や金儲けのチャンスと見ると身を乗り出すのが自民党とすれば、「社会はこうあるべきだ」という議論になると止まらないのが民主党反小沢派の空気。
ちなみに、議論よりも選挙区に行け、と叱咤するのが小沢。
議論よりも他人の意見を聞いて来い、というのが自民党本流。
理想家総理は、
「沖縄に基地は要らない」と思うと、遮二無二突進して玉砕。
「ギリシャの次は日本だ」と思い込むと、それだけで頭が一杯。
子ども手当てには外国人の不正受給が殺到。
制度の悪用に鈍感なのは、自分たちが金に汚くないので、悪党がどう行動するかの想像力に欠けているからでしょう。
韓国に謝りたい。
中国と仲良くしたい。
経済より環境だ。
後先を考えずに突き進む善人の想いは、バランス感覚を重んじる健全な保守層から見ると、一種の危険思想に見えるということになるでしょう。
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