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September 23, 2010

ドル円の40年

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360円時代から現在までの長期ドル円チャートで良い物が見つからなかったので、自分で作りました。

10年単位で見ていくと、70年代が360円から240円と上昇率34%、80年代が140円へと40%アップ、90年代はまた30%上がって100円時代、この10年はさらに15%程度円の価値が上がりました。

為替を国力の反映と捉えるなら、90年以降は相当に違和感があります。
この20年は、デフレで購買力が増し、交換価値として上がった。
あるいはアメリカがドル安を誘導したと考えるべきでしょう。

70年からの20年間は、教科書どおり、貿易黒字による市場での需給が円を押し上げたものと考えられます。
85年以降はプラザ合意によるドル高是正、そしてバブル経済という特殊要因もありました。

円は、国際競争力のある輸出企業の実力に合わせて動いて来たとは言えそうですが、それも限界に近付いています。
世界第二位の経済が国内に生産拠点を置けないほどの円高は世界経済に取ってもマイナスが大きいと、正々堂々と主張すべきでしょう。

日本の人口構成は急速に高齢化し、社会全体が老人介護のために成長力を失っています。

こうした弱い部分がなぜ為替相場に反映されないのか。
日本人の投資行動や金融政策に歪みはないのか、考えてみる必要はありそうです。

実質実効為替レートでみると今はまだ円安という議論がありますが、年を取ったのに昔のハンディキャップで回れ、というのは体力的に無理です。

老人はレディースティーからにしてくれ、とユーロ安を誘導するユーロ圏。

ガンガン国債を買っているアメリカは、6インチリプレースも「乗ったらOK」も有りでプレーしているのに、日銀は「いや、原理原則はノータッチですから」と、くそ真面目にやって負けている(円高)ともいえます。

通貨安競争のリスクを敏感に感じ取り、金は1300$目前です。

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