大インフレ時代はやって来るのか
ジム・ロジャースは金価格2000$を予測。
「どこがバブルか?」の問いには、真っ先に米国長期債、次に豪州と中国沿岸部の不動産と答えています。
スターバックスが一部の商品の値上げを予定しているようです。
「Starbucks plans price increases on some drinks」
原因はコーヒー豆の値上がり。
コーヒー価格は2001年41.5$の安値から04年に100$を突破。
一時150$を突破したものの、金融危機で100$に逆戻り。
そこから再上昇して180$。
新興国の洋風化などの実需、通貨安の反映、加えて投機資金の流入などの要因が考えられます。
(↑クロップ監督の喜び方が笑えるので、1分5秒近辺からの数秒は必見です。)
海外に赴任したくない若者世代が多いと言われている中、サッカーは全く逆で、南アワールドカップ以降多くの選手が海外チームで活躍中。
ブンデスリーガ、ドルトムントのMF香川真司(21)は、リーグ戦2試合連続ゴールで3得点。
この対シャルケ04戦では、まずゴール前、左足でキーパーの読みの逆を突き、まず1点。
次にはゴール右サイドからの早いクロスに、ドンピシャ飛び込み、再び左足でジャンピングボレー。
左の写真は、資金難で立ち往生しているソウルの2兆円プロジェクト「ドリームハブ」の鳥瞰図です。
安いウォンを武器に、金融危機から素早く立ち直った感がある韓国経済ですが、ここに来て不動産市場が不調。
WSJの「South Korea Real-Estate Slump Could Choke Economy」 という記事によれば、ソウル周辺で10%、その他の地域では20%下落。
日本以外のアジアでは不動産市場は好調なので、韓国の不振は海外メディアに取って目立つようです。
米国の長期金利が上がりました。
昨日16日の結果。
利回り 前日比
2年債 0.476% -0.08
5年債 1.468% +0.2
10年債 2.765% +0.38
30年債 3.932% +0.56
30年債は一気に56bpも上昇。
短期2年債の下げが小さいのは、介入資金で日本政府が買う期待感と言われています。
ソロスも、日本の為替介入は正しい措置と評価しました。
実需による円高レベル以上に、投機的なポジションによる歪みが生じていたことを彼が認めたということです。
真珠湾攻撃以来の奇襲成功という、はしゃぎ過ぎの声も一部から聞こえてきます。
一方、批判の声をざっと見ましたが、合理性のある意見はありませんでした。
「今回ばかりは日本にしてやられた」ということでしょう。
好調な8月の指標を受け、中国経済は再び加速し、世界経済を牽引する可能性が出て来た、と株式市場は全般に買われています。
一方、自信をつけた中国は、外交上ますます中華思想的な強引さを前面に出して来るでしょう。
清の時代まで中国には外務省というものはなかった、と何かで読みました。
周辺諸国は全て属国扱いで、対等な関係は存在しなかったからだそうです。
ゴールドの話が出たついでに、ドルと円で金価格の推移を比較してみたいと思います。
ゴールドの第一人者、豊島 逸夫氏の第二作が「金に何が起きているのか」。
前著、「金を通して世界を読む」が面白かったので、先週木曜日の発売日に買ってすぐ読みました。
第一部「金を見る目を養う」は、リーマンショック後の金価格の動向について、その背景となる事実関係や著者の相場観などの内容です。
第二部「金の基礎知識」は、表題どおり、金の歴史や投資手法などをまとめた教科書的な内容で、知っている人は既に知っているという内容ですが、折にふれ、辞書的な使い方がされることを想定したようなコンテンツです。
中国の主要経済指標(8月)の発表が、当初の13日から昨日11日に繰り上がったことで、市場の一部には「すわ引き締めか」と、警戒感が広がっていました。
注目されたCPIは、前年比+3.5%。
7月の3.3%からは加速しましたが、数値は予想の範囲内。
国家統計局幹部は「1.7%分は前年同月の水準が低い特殊要因」、政府目標である3%前後の達成は「まだ可能だ」と強調したと報道されています。
ロイターなどでは、総じてソフトランディングに向かっているとの評価がされているようです。
幾つかの内需株について長期のチャートを確認します。
テレビで小澤征爾氏を見ていたら、「チャイコフスキー:弦楽セレナード/モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジー」を衝動買いしてしまいました。
小澤の解釈による「弦楽セレナーデ」は、いかにも室内楽的に静かに演奏するスタイルの多い他の録音に比べると、主題部分が大変力強くダイナミックで、全体によりエモーショナルであるように感じられます。
(9月7日) (8月31日) (増減)
カナダドル 452 ▲4764 +5216
スイスフラン 16627 14281 +2346
ポンド ▲16068 ▲15266 ▲802
円 52183 49904 +2279
ユーロ ▲23699 ▲25569 +1870
NZドル 9377 6957 +2420
豪ドル 56966 43808 +13158
先週はカナダドルがネットでショートになるという珍しい状況が発生していましたが、やはり戻して来ました。
そのため、カナダ/円も今週は堅調でした。
南アフリカの通貨「ランド」が強くなっています。
ブルームバーグ(翻訳)によれば、
ヨハネスブルク証券取引所(JSE)のデータによると、外国人投資家によるランド建て南ア国債への年初来投資額(純額)は約670億ランド(約7700億円)と、1995年6月から2009年12月までの累計投資額(純額)である68億9000万ランドを上回った。(引用終わり)
これが事実なら、過去14年の10倍の金額が、わずか今年8か月足らずで流入したことになり、密度換算すると200倍になります。
まあ、元々がゼロに近かった(月間4億円程度)ので、倍率にあまり意味はないとも言えます。
「日本はもっと先端技術を開発してください。その部品を韓国が買い、組み立て、かっこよくデザインし世界に売ります。だって日本人は内向き志向で、外国に出かけて市場を開拓するガッツがないでしょう」
産経新聞【浮上せよ 日本経済】の一節ですが、その通りです。
私の中国投資の基本ポートフォリオは、H株の内需銘柄です。
現在このセクターは、循環物色の状態にあるように感じられます。
欧米経済の低迷は避けられず、かつ長期的には元高になるので輸出はダメ。
いずれ不動産バブルが弾けるので金融はダメ。
単純化して言えば、そういうことです。
閉鎖市場のため、H株より割高と言われ続けていた上海A株も、最近は大分まともなバリュエーションになりました。
左図のオレンジ色のチャートは、AH格差を示す「Hang Seng China AH Premium Index」ですが、特にこの半年間でのプレミアム剥離が顕著です。
上海株のバリュエーションは、今年3月にPER25倍でしたが、今は18倍です。
(8月31日) (8月24日) (増減)
カナダドル ▲4764 16147 ▲20911
スイスフラン 14281 13868 +413
ポンド ▲15266 ▲4365 ▲10901
円 49904 51069 ▲1165
ユーロ ▲25569 ▲21603 ▲3966
NZドル 6957 10683 ▲3726
豪ドル 43808 47017 ▲3209
スイスフランを除いては対ドルでのロングが減少しています。
カナダドルがネットでショートに転じるという珍しい状態。
USドルとカナダドルの関係は、よほどの事態にならない限りはレンジなので、むしろカナダドルが反発しやすい状況になっていると思います。
少し前に楽天証券で両替したドルがあり、流石に今の時点で円に戻す気にはなれないので、円高による目減りをちょっとは取り戻せれば良いなと言う程度に、軽くNY市場で売買しています。
VOD(ボーダフォン)、GSG(コモディティETF)、ILF(ラテンアメリカETF)、SI(シーメンス)、MR(Mindray Medical )など。
強く意識した訳ではないのですが、結果的にUSAを避ける選択になってます。
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