ベトナム株(VN指数)は底を打ったか
次はバングラディシュのチャート。
こちらも年間で2倍といった感じです。
中国を中心としたアジアの成長、それを目指した素早い投資マネーの動き。
今投資家がアジアを考える場合のキーワードは、
「Except JAPAN」「Around CHINA」です。
もっとも、中国のお隣の割には冴えないのがベトナム。
ベトナムとバングラはGDPが大体一緒で、7~8兆円程度。
バングラが人口1億4000万人、一人当たりGDPは500$ちょっと。
ベトナムは、人口8600万人で一人当たりGDP1000$ちょっと。
ベトナムは、中国レベルの一人当たりGDP3000$クラスへ飛び立つ滑走路のどうにか入口かとは考えられるものの、左図のように株価は低迷。
ベトナムは若年層が多い、魅力的な人口構成ですが、貿易赤字のため、この1年間で3回も通貨ドンを切り下げ。
インフレは収まらず、人々は金に殺到。
たまらず、国内の公式の金取引所が閉鎖。
こうした不安定さが大いに嫌気されています。
JETROのHPによれば、ベトナムの問題点を、
[1]裾野産業が未発達で、現地での部品調達が困難
[2]煩雑な行政手続
[3]インフラの未整備
[4]割高なインフラコスト
[5]突然の制度変更、一貫性にかける政策
と指摘しています。
安いには安い理由があるということですが、セルサイドはこれを「大いにアップサイドの余地あり」と評するでしょう。
私はとりあえず、少量をロングホールドしてみようかと思っています。
この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。
Comments