中国内需株は循環物色
私の中国投資の基本ポートフォリオは、H株の内需銘柄です。
現在このセクターは、循環物色の状態にあるように感じられます。
欧米経済の低迷は避けられず、かつ長期的には元高になるので輸出はダメ。
いずれ不動産バブルが弾けるので金融はダメ。
単純化して言えば、そういうことです。

閉鎖市場のため、H株より割高と言われ続けていた上海A株も、最近は大分まともなバリュエーションになりました。
左図のオレンジ色のチャートは、AH格差を示す「Hang Seng China AH Premium Index」ですが、特にこの半年間でのプレミアム剥離が顕著です。
上海株のバリュエーションは、今年3月にPER25倍でしたが、今は18倍です。
原則的には国内市場であるA株も、セクター別には海外から投資出来る時代になっています。
まずは銀行セクター。
トラッカーズCSI300バンクス・インデックスETF(コード:03061)のチャート。
やはりダメな動きです。
年収の20倍にもなる上海の住宅価格、空き家だらけの人気マンション、香港での不動産オークションの過熱振り。
こうした実態を考えると、いずれ不動産価格の調整は不可避で、金融セクターには大きな傷が発生すると思われます。
しかしながら、そこを待っている投資家が多いのも事実です。

次はエネルギーセクター。
iシェアーズCSI Aシェア・エナジー・インデックスETF(03050)。
石炭、石油・ガスなどの銘柄が主力。
こちらも冴えません。
原材料の価格上昇がプラスの面とマイナスの面があります。
ポートフォリオの20%超が石炭産業の神華能源です。

次は運輸セクター。
db x-トラッカーズCSI300トランスポーテーション・インデックスETF(03063)。
北部で石炭輸送を手がけている「大秦鉄路」が15%を占めます。
チャートは横ばい。
運輸事業は輸出による物資移動に依存しており、強気にはなれないのでしょう。
次は素材セクター。
db x-trackers CSI300中国A株素材インデックスETF(03062)。
こちらは強含みのチャート。
金属・鉱業銘柄が75%を占め、コモディティ価格とも連動すると考えて良さそうです。
1銘柄の占める割合は最大でも5%と、銘柄分散は一応効いています。

医薬品セクター。
db x-トラッカーズCSI300ヘルスケア・インデックスETF(03057)。
医薬品58%、バイオ40%、化学2%の構成。
全体の38%が「Hualan Biological Engineering」という血液製剤大手の会社で占められていますので分散効果は限定的ですが、医療関係産業はセクターとしては本命です。
共産党関係者が優先して医者にかかることが出来るのに、一般人は整理券を高値で買わなければならないといった事態を打開するため、今後はメディカルセクターに多くの予算が付くようになると予想されるからです。
キューバやかつての日本、イギリスがそうであるように、普通の「社会主義的国家」は医療を重視するものです。
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