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October 10, 2010

為替は世界の不均衡を解決できるのか

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グラフは、2008年以降の日本の貿易収支(月次)です。

2008年前半に1$=110円だった円相場は3割近く切り上がっていますが、貿易黒字額は減っているでしょうか。

赤字に落ち込んだのは、金融危機の影響が最も大きかった2008年11月から翌年3月。

その後は世界的な景気の回復により、月間で5000億円から8000億円で安定しています。

産業界が悲鳴を上げている状況にも拘らず、数字に現れていないのはなぜか。

・日本企業の現地化、コストダウン等の自助努力
・様々な意味でのタイムラグ
・ドル建て輸入額減少によるプラス効果...etc

原因を特定することは出来ませんが、こうした「健全さ」は、紙幣を刷るばかりのドルを売り、価値の保全のために円を買う理由を正当化し、しつこい円高を持続させる一つの要因にはなっていそうです。

生真面目さが得をするとは限りません。
特に周りが不真面目な輩ばかりの時は尚更です。

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