« 世界に内部告発は必要か | Main | ようやく来た巻き戻し »

November 07, 2010

J-REIT指数の確認

Reit世界から取り残されつつある東京市場の、そのまた片隅にあるJ-REIT。

グローバルな過剰流動性期待や合併、スポンサー変更などの再編、加えて日銀の買取策などの陽射しが差し込み、現在インデックスは994。
この2ヶ月間で、10%上げてきました。

とはいえ、グラフのように、4月30日の1004はおろか、10月6日の997も、まだ抜いてはいません。

Gcもう少し長期で見ると、仮に4月の1004を超えた場合、次のターゲットは去年8月の1026。

あっさりここを超えるなら、中期的な目標はリーマンショック直後の1200になります。

その時、J-REIT全体平均で利回りが4.2%。
オフィス市況が回復して配当が増えれば、もう少し上に行きます。

想定される国債とのイールドギャップ(リスクプレミアム)が3%強。
そこまで戻れば、色々な意味で実体経済への効果が期待されます。

日銀がREIT購入に踏み切ったのは、日本経済の信用創造機能を正常に修復するという意味において必要な措置だったと思いますが、逆に言えば民間投資家の力不足が顕著であり、国内の市場関係者は大いに恥じ入る必要があります。

いまだに昼休みがどうのこうのと小さな議論をしているのは滑稽です。

_djrちなみにUS-REITのチャートは左。

2008年夏レベルから一気に3分の1まで急落し、9割水準まで戻っています。

J-REITの場合は、そこまでボラタイルではなく、半分になって7割水準にまで戻ったといったところです。

見通しとしては、やはり円安で企業業績が回復し、オフィス需要への期待感が生まれることがポイントのような気がします。

01_hcaj9f5y6

そのドル円相場ですが、素直にチャートを見た場合、まあそういうことなんだろうと思われます。

この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。

|

« 世界に内部告発は必要か | Main | ようやく来た巻き戻し »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 世界に内部告発は必要か | Main | ようやく来た巻き戻し »