新興市場は先行するもの
特に2005年8月の郵政解散は、日本の閉塞的な経済環境をブレイクするカタリストとして期待され、あの新日鉄に外人買いが殺到し、30分近くも寄り付かないという熱狂振りを今も記憶しています。
相場は軽いものが先行し、次第に重たいものに目が移り、鉄が木の葉のように舞い上がると、ほどなく軽いものから終わっていきます。
今の政治状況から強いて触媒としての類似性を探すなら、小沢問題で揺れる民主党が二分し、大連立ないしは早期に衆院解散というシナリオでしょうか。
証券業界などは商売上来年の相場に強気のようですが、冷静に見て材料は前回よりも小粒です。
政治家の歴史観も豆粒より小さくて見えません。
国会メンバーがどのように変わっても、有権者は変わらず老人ばかり。
痛み止めを陳情する団体ばかりが永田町を取り囲みます。
前回をミニバブルと総括するなら、今回は来たとしてもマイクロバブルのように見えます。
この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。
Comments