動的平衡-生命はなぜそこに宿るのか-
正月休みに読んだ二冊の内1冊が動的平衡-生命はなぜそこに宿るのか-です。
「人間の体は口から肛門までがチクワの穴のようなもの。
従って胃の中は身体の外だ」
「タンパク質はアミノ酸にまで分解されてから身体の中に吸収される。
従って、コラーゲンを飲んで肌がキレイになる効果はない」
「チビチビ食うだけでダイエットできる」
次々と小気味良く繰り出される目から鱗の数々。
「大人になると1年が短く感じるのは、自分の代謝能力が衰えて体内時計が遅れているのに、外の世界ではもう1年が過ぎたのかと驚くからだ。」
生命を動的平衡ととらえる筆者ならではの、良質な分子生物学エッセイとして大いに楽しめます。
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