グルーポンは一過性ブームで終わるのか
詳細は、ここで。
そもそもグルーポンでは、提供されるサービスの保証は困難です。
グルーポンの高い利益率は店の負担で成り立っています。
典型例は、定価1万円の料理を客に5000円で提供するケース。
グルーポンは2500円で仕入れて5000円で販売。
店側は、概ね3000円原価の食材を2500円で提供するので、粗利益レベルで500円の赤字が広告宣伝費に振り変わる格好。
その他の経費も全て店側の負担。
それでもその客がリピーターになるなり、口コミで新たな客を呼んでくれれば効果ありですが、閉店セールだけ行くような「つまみ食い消費者」は、グルーポンを渡り歩くだけかもしれません。
店側としては、グルーポンに頼らず、自分のサイトで宣伝する。
既存客への告知により、より低い割引率でのリピーター化やお友達紹介キャンペーンなどで口コミ効果を計る。
など、別の販促策も考えられます。
利益率が高いのでグルーポンサイドの新規参入も容易で、競争で発行側の利益率低下も予想されます。
店側から見ると、一度やってみて効果があればしばらくやる必要がないし、効果がなければ一度で終わり。
まるでマルチ商法のように、やった事がない店を開拓し続ける発行側。
一巡したらグルーポンが販促費を計上して二巡目をやるのでしょうか。
不況局面では一気に普及しそうなビジネスモデルですが、直感的には持続性に疑問を感じます。
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