中国に文民統制はあるのか
ステルス機試験飛行「胡主席知らず」 米で一斉に報道
ゲーツ米国防長官と会談した時点では、「中国初のステルス戦闘機の試験飛行について知らされていなかった」――。国防長官に同行している米メディアは11日、米国防総省高官の説明を一斉に報じた。
会談でゲーツ長官が「テスト飛行は私の訪問に合わせたものか」と問いただしたところ、当初、胡主席はじめ会談に同席した文民は全員が明らかにその事実を知らない様子だったという。政府指導部と人民解放軍の間の情報伝達の断絶と文民統制の不備を示唆するエピソードに「米側はがくぜんとした」(ニューヨーク・タイムズ紙)という。
極めて重要なニュースだと思います。
日本が負ける戦争に突入した理由を、軍部の独走と片付けるのは単純過ぎますが、大正から昭和に至る歴史の中で、国全体を統括するガバナンス能力が弱体化し、それぞれが部分最適で行動したという事実は確かにあったと思います。
あの時代と似たようなパワーバランスの変化が、中国共産党首脳と軍部との間で起こっているとしたら、どこかで軍事衝突が起こる可能性は高いのかもしれません。
ちなみに今度の日曜日のNHKスペシャルは、「日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第2回 巨大組織「陸軍」暴走のメカニズム(仮)」となっています。
NHKの戦争特番は数多くありますので、中国語に訳して「you tube」で発信すると良いかもしれません。
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