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January 17, 2011

無料放送に未来はあるのか

テレビ放送をビジネスモデルで二つに分けると、有料放送と無料放送ということになると思われます。

有料は、NHK(含むBS)、WOWOW、スカパー、CATVなどです。

無料放送は言うまでもなく広告収入に依存している民間放送局で、在京はテレビ東京含めて5局。
TBSは昨年中間期が赤字。
その他の局でも高給アナのリストラなど、コスト削減のニュースが増えています。

NHK以外のTVはタダ、という意識がいまだ残ってはいるものの、現実の視聴者は多様化し、二極化しています。

お金を払っても良質さを求める層は有料放送に逃避、無料放送は低視聴率で苦しくなり、低予算で低俗化。
代わり映えのしないニュースと享楽は無料ですが、知識と質の高いエンターテイメントは有料化されているとも言えます。

私が録画以外で見るのはNHKとWOWOWのみ。

WOWOWは月額2415円ですが、リーガエスパニューラ、テニスの4大大会、映画やオリジナルドラマで元は取れています。

株価は現在14万円程度。
PER5倍台、PBR0.8倍、配当利回り2.1%。
有利子負債ゼロ。

今秋10月からHV3チャンネルに移行しますので、そのための設備投資は決算上マイナスで、加入者増加期待はプラスです。

有料放送はユーザーから料金を取るという当たり前のビジネスなので、加入者数の増減により常に評価を受けて経営の修正を行うことが出来ます。
無料放送は視聴者からの評価を疑わしい視聴率でしか知り得ず、収入はスポンサーからと、ユーザーの変化に対応しにくい構造的な欠陥を持っています。

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