« ASEAN+1 | Main | 円高神話の終焉 »

February 15, 2011

イタリアでも100万人デモ

2011021401000081市民革命の連鎖は、誰もが懸念する中東地域を飛び越えて、イタリアに飛び火したかのようです。

ちなみにイタリアはチュニジアに最も近い欧州であることから、南部ランペドゥーザ島に数千人の難民が押し寄せています。

考えてみればベルルスコーニも十分に、強権的長期政権の資格を持っています。
イタリアで通算3期8年の首相在任期間は、腐敗するには十分でしょうし、事実上20年間、メディアやサッカー界を押さえてイタリアに君臨しています。

フェイスブックなどを利用してデモを主催した人は政治的意図を否定していると報道されていますが、チュニジアやエジプトの民衆蜂起に何らかの刺激を受けたことは想像に難くありません。

日本で100万人を集められるテーマがあるでしょうか。
言い換えると、今日本人は何に最も怒っているのか。

沖縄なら「黙れ!ルーピー鳩山」か。
愛知、名古屋の声は「くたばれ議会」。

役に立たない地方議員をはじめ、生活保護などセイフティネットの違法受給、給食費を滞納しつつ「こども手当」を使う親など、税金の使い道に巣食う全ての胡散臭さに対する不満が既存政治への嫌悪感につながっているようにも感じられます。

大阪や名古屋で起こりつつあるのは、地方の自立というよりも、機能しない国政から身を守る「自警団活動」に似ているようにも見えてきました。

この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。

|

« ASEAN+1 | Main | 円高神話の終焉 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« ASEAN+1 | Main | 円高神話の終焉 »