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February 16, 2011

北方領土秘話(at Kremlin on 8.Feb)

Img_d766ef89af873e06c9008d400c7df14「大統領、日本の首相が閣下の南クリル訪問を暴挙と言い放っていますが」

「ラブロフ外相か。
あそこには政府援助を約束してしまったからな、兵器を配る丁度良い口実になったじゃないか。
それにしても、クリルは遠くて天気が悪い、もうお前に言われても行きたくないぞ」

「全くもってお疲れ様でした。
目論見どおり、日本は大使を帰国させて大慌て。
ところで数日後にはマエハラが来ますが」
「適当に脅してあしらっておけ」

「承知しました。日本が乗ってこないなら中国、韓国と協力すると言っておきます」
「ああ、それでいい。但し、ホドホドにしておけ。
中国とはナマコの養殖くらいにして、大事なところは日本で決まりだ」

「なぜです、閣下」
「考えても見ろ。
クリルで中国を参加させれば、次には国境が接したシベリアでも一緒にと言って来る。
極東地域に我が同胞は700万人しかいないのに、中国は黒龍江省だけで4000万人だ。
あいつらをドンドン入れたら、バイカル湖の水まで根こそぎ持って行きかねん。
既にアムール州近辺からは、中国人の犯罪が増えてクレームが来ているのをお前も知らん訳ではないだろう」

「では韓国は」
「あそこには大した技術はない。
何だって肝心の部品は日本製じゃないか。
中韓を餌に、うまく脅しすかして日本から良い条件を出させるのだ」

「ダー、閣下。
それにしてもコロコロと人も方針も代わる日本には全くもってあきれましたな」
「ああ、かつては2島を返すと言ったプーチンも、今は好きにしろとのことだ。
あの国には何故だか知らんが"四島返還原理主義"がはびこり、少しは話の分かるムネオもトーゴーも職を追われた」

「強引にでも解決してしまえば両国間のトゲは消え、むしろ平和条約への支障もなくなるというもの」
「その通り。日本が解決できないなら、我々がキレイに解消して日本政府の重荷を取り去ってやればよい」

「御意。これぞロシア流、未来志向ですな(笑)」

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