インフレとの戦いは長引くかもしれない
先週ベトナム政府が金融引き締め策を発表したことを受け、今日のホーチミンVN指数は-4%、ハノイが-5.6%。
激しく下げました。
新興国市場に投資する先進国投資家は、非常にナーバスになっています。
アジアにおけるインフレの元凶は、為替操作のために人民元をジャブジャブに発行する中国ですが、原因はそれだけに止まらず、成長による実需の増加、金融商品化したコモディティへの投機資金流入、天候不順。
ドルをジャブジャブ発行するFRBも共同責任。
利上げが終わらないと債券も買いにくい。
借入金調達コストが上がれば企業業績を圧迫する。
中東情勢の緊張は広がる一方で、原油(WTI)は再び90$に近付き、北海ブレントは104$台。
インフレ懸念等による新興国株式市場の低迷は、長期戦かもしれないと思い始めました。
消去法で日本株が上がるくらいですから、投資マネーの先進国への避難願望は相当なものです。
この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。
Comments