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February 21, 2011

インフレとの戦いは長引くかもしれない

先週ベトナム政府が金融引き締め策を発表したことを受け、今日のホーチミンVN指数は-4%、ハノイが-5.6%。
激しく下げました。

新興国市場に投資する先進国投資家は、非常にナーバスになっています。

アジアにおけるインフレの元凶は、為替操作のために人民元をジャブジャブに発行する中国ですが、原因はそれだけに止まらず、成長による実需の増加、金融商品化したコモディティへの投機資金流入、天候不順。
ドルをジャブジャブ発行するFRBも共同責任。

利上げが終わらないと債券も買いにくい。
借入金調達コストが上がれば企業業績を圧迫する。

中東情勢の緊張は広がる一方で、原油(WTI)は再び90$に近付き、北海ブレントは104$台。

インフレ懸念等による新興国株式市場の低迷は、長期戦かもしれないと思い始めました。

消去法で日本株が上がるくらいですから、投資マネーの先進国への避難願望は相当なものです。

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