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March 13, 2011

マグニチュード8.8から9.0の意味

気象庁は、今回の地震のマグニチュードを「8.8から9.0」に変更しました。

当初のM8.8の時、M7.3だった阪神大震災の180倍と報道されていました。

マグニチュードと地震エネルギーの関係は、
log10E = 4.8 + 1.5M(注:10は底、Eはエネルギー)の対数式で表されるので、

即ち、M=(log10E-4.8)/1.5

計算してみると、M9.0はM8.8のおよそ2倍。
従って、阪神大震災の360倍と変更されたことになります。

ちなみに1960年5月のチリ南部地震ではマグニチュード9.5が記録されているようですが、M9.5はM9.0のおよそ5倍。

簡便計算では、Mが1増えるとエネルギーは30倍、2増えると30の二乗で約1000倍です。

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