アメリカのリスク管理を見た
ケビン・メア米国務省日本部長が「沖縄の人はごまかしとゆすりの名人だ」などと発言していた問題。
当初キャンベル米国務次官補は個人的に謝罪する、と対応しましたが、それだけではとても沖縄県民の感情が収まらないと見ると、素早くメア氏を更迭。
後任のラスト・デミング氏は20年も前に国務省日本部長を勤め、チュニジア大使経験もある人物。
いわば役員待遇で退職した顧問級の人物を、課長クラスのポストに急遽お願いしたような人事。
今日はルース大使が沖縄知事を訪問して陳謝。
キャンベル氏は松本外務大臣に米政府を代表して公式に謝罪、と矢継ぎ早に手を打っています。
感情的な部分はともかく、以下の現実を踏まえておく必要があると思っています。
・そもそも沖縄県民の感情を弄び、普天間基地移転問題をこじらせたのは日本の前総理大臣であること。
・もし日本の要人が逆の立場で失言した時、日本政府がここまで迅速に対応できるかというと、全く無理だろうということ。
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