首都圏の長い一日、帰宅難民は冷静だった
昨日は疲れのため、昼間から爆睡してしまいました。
普段のような買い物が出来ないため、夕食はレトルトカレーでした。
左の写真は新橋の駅で、中国、日本人の冷静さを絶賛という記事。
実は昨日の朝5時半頃、電車が動いていないことを承知で、私はまずJR東京駅に向かいました。
新幹線は通常通りなので、6時始発の「のぞみ1号」で新横浜まで行き、少し戻るルートも考えていたからです。
しかしながら、新幹線のチケット売り場は、みどりの窓口も自動券売機も長蛇の列。
モバイルsuicaも不安定。
あきらめてトイレに向かう途中で見たのは、上の写真と全く同じように通路を確保して階段に座り込む人々。
階段下のフラットな通路には、女性も含め、コートを床に敷いて一定間隔でごろ寝状態。
トイレにはコンビニ袋に包まれたペットボトルなどが入り口付近に幾つか置かれていたものの、それはむしろ整然という言葉がふさわしいほど慎ましく、全体として不快感は少なく、比較的清潔な状態が維持されていました。
その後私は、近くの地下鉄駅に向かいました。
乗り換えの度に、次の電車が何時に来るのか一切アナウンスも無く(駅員にもわからないんでしょう)、想定以上に時間はかかりましたが、どこの駅でも通常の秩序が保たれていました。
初めてのルートなので、途中で一度駅員に道順を尋ねましたが、受け答えは丁寧でした。
どうにか辿り着いた最寄り駅では入場制限が行われ、ホームに入れない乗客が駅員の指示に従って長い列を作っていました。
但し、改札出口付近には一定のスペースが守られていたので、出場はスムース。
それにしても思い出すと、ここまで静かでした。
怒鳴り声にも殺気立った態度にも出会わず、たかだか直線距離20kmに3時間近くもかかったという異常事態を除けば、黙って列を作る人々の脇を、まるでオリエンテーリングのようにぐるっと迂回して帰宅しただけのようでもあります。
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