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April 23, 2011

再考したい「頑張ろう」の連呼

来週29日に新青森まで全線再開される東北新幹線の車体には「がんばろう日本!がんばろう東北!」のステッカーが貼られると報道されています。

飛行機の機体にもCMでも、日本中で、頑張ろう、頑張って。

本当に疲れている人に頑張ろうは禁句、と専門医師は言います。
これ以上どう頑張ればよいの、と思う人だって少なくない。

「がんばる」の語源は二説。

一つは「眼張る」。
目をつける、見張る、即ち一定の場所から動かない、が転じて今の意味になったという説。

もう一つは「我を張る」。

会議で自説を曲げない人に、あの人は頑張るからなあ、と使います。

一点集中脇目も振らない、という意味合いが、前向きに一生懸命行動する、と転じたのは、いかにも職人好きな日本人らしいところです。

但し、「頑張ろう」はまだしも「頑張って」は、自分のところまで追いついて来い、というケースにも使うので、少々突き放した冷たいニュアンスも含まれます。

「無理しないで」「ゆっくり行きましょう」「お手伝いします」「一緒に考えます」「忘れません」「負けないで」

相手の事情に合わせて、色々な言い方があるはずです。

「頑張る」は様々な意味があって便利使い出来るだけに、これを使っておけば間違いないと考えるのは思考停止。

私個人としては嫌いな部類に入る言葉なので、普段から極力使いません。
「頑張って」で解決する仕事や投資はないからです。

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Comments

本当におっしゃる通りに感じます。

今の日本の「頑張ろう!」コールには正直辟易します。

まずこの言葉の冷たいニュアンスが大嫌いです。友人や家族にこの言葉をかけたことは殆どないです。

健康もそうですが治療より予防です。普段から淡々と自然に「不断の努力」を重ねる、何か起きた時も冷静に処理する、そういう人が好きですし、そういう安定的な人にこの「頑張る」は全く似合わないように思います。

英語でこの頑張るを翻訳しようとするとシチュエーションで多種多様に英訳されるはずで逆にいえばこの言葉は日本独特と思います。独善的で批判の余地を与えない頑な一面性にどこか由来しているような気になります。

「冷酷&無節操&独善」という印象ですからなんでこんな言葉を使うのか全く不思議ですが、言葉の厳格な意味よりも情動を大切にする国民性が災いして思考停止的に使っているんだと思います。

Posted by: blue | April 23, 2011 at 12:11 PM

こういっておけば、私は励ましの言葉をかけるという義務を果たしたんだ、と自分の気持ちが軽くなる人が大半ということなんでしょう。
一種の免罪符ですね。

Posted by: akazukin | April 23, 2011 at 12:21 PM

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